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PS4 エミュのこの1年 PC 版ブラボが4K60、プレイ可能なゲームは倍以上に、shadPS4 から1本専用の移植も【2026年まとめ】

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ポイント

  • 2026年1月17日、Digital Foundry の検証で、shadPS4 のブラボは RTX 4080 で4K60ほぼ張り付き。1440p、1080p ならさらに上へ。ただし120fpsを超えると走りがゆっくり滑る動きになります。
  • shadPS4 の互換性リストで Playable の項目は、2025年11月の179件から2026年11月1日の415件へ。In-Game は317件から616件に増えました。
  • 2026年は v0.14 から v0.21 まで8回の安定版。6月の v0.16 が過去最大の更新、10月の v0.20 でブラボのオンラインが正式対応しました。
  • 『The Order: 1886』がゲーム内まで進み、『ワンダと巨像』の起動停止が直り、Mac 版は KosmicKrisp に移行、第12世代以降の Intel CPU の Windows でのクラッシュに回避策が入りました。
  • 10月からは bbport など1本専用のネイティブ移植が登場。ゲームのコードを PC でそのまま動かし、描画には shadPS4 由来のレンダラーを使います。
目次
  1. ブラボ:なんとか動くから4K60へ
  2. 8回の安定版
  3. プレイ可能なゲームは倍以上に
  4. プラットフォーム:Mac と Intel
  5. エミュから「1本専用の移植」へ
  6. まだ足りないところ
  7. プレイヤーにとっての意味

2026年は、PS4 エミュが一気に身近になった年でした。1月、Digital Foundry が shadPS4 でブラボ(ブラッドボーン)が4K60ほぼ張り付きで動くことを確認。11月には、shadPS4 の互換性リストで「Playable(プレイ可能)」の項目が1年前の179件から415件に増えました。10月には独自のオンラインサービス shadNet で PC のブラボがオンライン対応し、同じ月に shadPS4 のレンダラーを使った1本専用のネイティブ PC 移植も次々に出ています。

ブラボ:なんとか動くから4K60へ

Digital Foundry は2026年1月17日、「Bloodborne の PC エミュは4K60を超えられるようになった、しかも素晴らしい」という記事を公開しました。ポイントは次のとおりです。

  • 4K60ほぼ張り付き:RTX 4080 で4K時の99%の時間で60fpsを維持。弱めの GPU でも1440pや1080pなら同様
  • さらに高いフレームレート:敵が密集するヤーナムの一角でも4Kで80fps超、1440pで100、1080pで110
  • シェーダーキャッシュ:v0.13.0 から搭載。新しいエリアに入ったときや最初の攻撃でのカクつきが大きく減るものの、コンパイルによるつっかえは残ります
  • 問題点:揺れる草木の不自然なブレ、一部テクスチャのちらつき。120fpsを超えると走りがゆっくり滑る動きになるため、DF は120fps制限を推奨
  • MOD:fromsoftserve 氏の Shadows of the Hunt(旧名 Bloodborne Remaster Project、15GB)は完全な動的影を加え、使うと4Kで45〜65fpsに下がります

DF の結論は、ソニーが本格的なリマスターを出さない限り、これが今後数年で最良のブラボ体験だろう、というもの。まだエミュが難しい独占タイトルとして『人喰いの大鷲トリコ』と『The Order: 1886』も挙げています。

8回の安定版

バージョン公開日主な変更
v0.13.02025-12-24シェーダーキャッシュ
v0.14.02026-02-07
v0.15.02026-03-17
v0.16.02026-06-01過去最大の更新:ローカルマルチ、Big Picture モード、新設定システム、PS4 Pro 命令(記事)
v0.17.02026-07-30shadNet を初統合、ZArchive で1ファイル化、Mac は KosmicKrisp へ、マウス対応
v0.18.02026-08-18shadNet ログイン修正、第12世代以降の Intel 向けレッドゾーン保護(実験的)、『ワンダと巨像』が安定して起動
v0.19.02026-10-02大量の GPU 修正、h265 動画、オンライントロフィー
v0.20.02026-10-14shadNet 0.1.0、ブラボのオンライン正式対応
v0.21.02026-10-30プラチナトロフィー修正、Rosetta 2 対策(v0.20/v0.21 の記事)

プレイ可能なゲームは倍以上に

shadPS4 の互換性リストは、ゲームの項目ごとにプレイヤーの報告を集めています。ステータス別の件数は次のとおりです。

ステータス2025年11月(Wikipedia)2026年11月1日(当サイト集計)
Playable(プレイ可能)179415
In-Game(ゲーム内に入れるが目立つ問題あり)317616
Menus(メニューまで)—339
Boots(起動のみ)—354
Nothing(起動しない)—595

地域版ごとに別の項目になることがあるので本数とは一致しませんが、増え方ははっきりしています。6月の v0.16.0 の時点で、Android Authority はプレイ可能なゲームを Windows 版111本、Linux 版144本と数えていました。

この1年で公式が名前を挙げて改善を伝えたゲームは次のとおりです。

  • 『The Order: 1886』:v0.18.1 開発版の GPU 修正でゲーム内に入れるようになり、公式は「少し我慢すればプレイ可能と言えるかも」。クリアしたというユーザーもいますが、表示の問題や遅延は残っています
  • 『ワンダと巨像』:v0.18 でカーネルのイベントフラグを書き直し、起動時に止まることがなくなってメニューまで安定して進みます
  • ペルソナシリーズの影、**『inFAMOUS』と『GRAVITY DAZE 2』**の一部エフェクト(v0.18)
  • **『龍が如く6』**のメニューの四角、MediEvil の影の縞模様を修正(v0.18.1 開発版)。『進撃の巨人2』『The Surge 2』も遊べそうとのこと

プラットフォーム:Mac と Intel

  • Mac:v0.17 で KosmicKrisp に移行し、公式いわく互換性も速度も大幅に向上。v0.20 で macOS 向けの SSE4a 命令パッチ、v0.21 で Rosetta 2 の誤変換2件を回避
  • Windows と第12世代以降の Intel CPU:Windows の例外処理がゲームのスタックを壊して多くのゲームがクラッシュする問題に、v0.18 で実験的なレッドゾーン保護を追加
  • ゲームファイル:v0.17 で ZArchive に対応し、2万個のばらばらのファイルを1つの圧縮ファイルにまとめられるように

エミュから「1本専用の移植」へ

10月1日、開発者の deadinside28 氏が bbport を公開しました。PS4 の CPU はもともと x86-64 なので、bbport はブラボのコードを PC の CPU でそのまま動かし、システムライブラリはこの1本のために書いたランタイムで置き換え、描画は shadPS4 のレンダラーとシェーダー再コンパイラから出発したもので Vulkan に変換します。Wccftech も、移植の描画部分は shadPS4 がベースだと指摘しています。

その後の数週間で、同じやり方が『ゴッド・オブ・ウォーIII リマスタード』『DRIVECLUB』『アンチャーテッド コレクション』などにも広がりました。DSOGaming によると、ゴッド・オブ・ウォーIII の移植は cuesta4 氏の shadPS4 フォークにあるこのゲーム向けの修正も使っています。別の PS4 エミュ ChonkyStation4 の開発者が shadPS4 の修正を見つけたこともありました(v0.18 の更新内容で謝辞)。詳しくは bbport の記事 と 10月の PS4 独占タイトルのネイティブ移植ラッシュ へ。

まだ足りないところ

  • フレームレートの上限:DF の検証では120fpsを超えるとブラボの走りの不具合が出ます
  • コンパイルのつっかえ:ブラボには起動前のシェーダー事前コンパイルがなく、DF は shadPS4 ではずっと残る問題だろうとみています
  • 手ごわい独占タイトル:『人喰いの大鷲トリコ』『The Order: 1886』はまだ改善中
  • オンライン:shadNet が対応するのはソニーのシステムライブラリを使う機能だけで、メーカー独自サーバーのゲームは対象外

プレイヤーにとっての意味

PC でブラボを待っていた人にとって、2026年の shadPS4 はすでに PS4 版より高画質・高フレームレートで遊べる段階です。さらに高いフレームレートやキーボード・マウスが欲しいなら、bbport のようなネイティブ移植もあります。ほかの PS4 ゲームは差が大きいので、まず互換性を確認してください。必要スペックと対応プラットフォームは shadPS4 のページ、ゲームは ブラッドボーン、DRIVECLUB のページ、パソコンでの全体像は PC のページ にまとめています。

よくある質問

2026年、ブラボは PC で快適に遊べますか?

遊べます。Digital Foundry の2026年1月の検証では、RTX 4080 で4K60をほぼ常に維持し、性能の低い GPU でも1440pや1080pなら同じような結果でした。120fpsを超えると走りの不具合が出るので、120fps以下に制限してください。

shadPS4 で遊べる PS4 ゲームはどれくらい?

2026年11月1日時点で、shadPS4 の互換性リストでは約415件が Playable(最後まで、またはほぼ遊べる)、約616件が In-Game(ゲーム内に入れるが目立つ問題あり)です。地域版ごとに別の項目になることがあるので、ゲームの本数とは一致しません。

shadPS4 と bbport の違いは?

shadPS4 は汎用の PS4 エミュレーターで、実行中にシステムと GPU をエミュレートし、多くのゲームを動かします。bbport はブラッドボーン1.09専用で、ゲームの x86-64 コードを PC の CPU でそのまま動かし、PS4 のシステムライブラリはこの1本のために書いたランタイムで置き換えます。レンダラーは shadPS4 のものから出発しています。

PS4 エミュは Mac でも使えますか?

shadPS4 は macOS に対応しています。2026年7月の v0.17 から Mac 版は KosmicKrisp を使い、互換性と速度が上がりました。10月の v0.21 では Apple シリコンの Rosetta 2 の誤変換2件も回避しています。ただ全体としては Windows や Linux に及びません。

出典

  1. Digital Foundry:Bloodborne PC Emulation Can Now Exceed 4K at 60FPS - And It's Brilliant(2026-01-17)
  2. Digital Foundry 公式 X(2026-01-17)
  3. Wikipedia:shadPS4(2025年11月の互換性の数字)
  4. shadPS4 互換性リスト(GitHub issues、2026-11-01 にステータスラベルで集計)
  5. shadPS4 公式サイト
  6. shadPS4 公式ブログ:v0.17.0 Garbage Collector's Edition
  7. shadPS4 公式ブログ:v0.18.0 Ultra Persona
  8. shadPS4 公式ブログ:Progress report v0.18.1 WIP
  9. shadPS4 公式ブログ:The Order 1886 ingame
  10. Android Authority:shadPS4 v0.16.0 の記事(2026-06-02)
  11. Wccftech:Bloodborne Finally Hits PC With Unofficial Native Port(2026-10-07)
  12. DSOGaming:God of War 3 Remastered Unofficial PC Port Released(2026-10-12)

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