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Mac で PS4 エミュは動く?shadPS4 の使い方・設定(Apple シリコン)【2026年11月】
ポイント
- 2026年11月1日時点、Mac で使える PS4 エミュは shadPS4。Apple シリコン(M1 以降)と macOS 26 以降が必要で、Intel Mac には対応していません。
- Mac 版は x86-64 のアプリで Rosetta 2 上で動き、グラフィックは KosmicKrisp(Vulkan を Metal に変換するドライバー)経由です。KosmicKrisp が Metal 4 ベースのため macOS 26 が必要です。
- 変換が 2 段あるぶん、同クラスの Windows / Linux PC より遅くなります。公式互換性リストで macOS で Playable のゲームは約 40 本(Windows 約 160、Linux 約 210)。
- 公式サイトから macOS 版 QtLauncher を入手し、開けないときは「システム設定 → プライバシーとセキュリティ」で「このまま開く」。データは ~/Library/Application Support/shadPS4 にあります。
- Control の代わりに Command、フルスクリーンは Command+F11。PS5 エミュの KytyPS5 にも実験的な Mac 版がありますが、ゲーム内まで進めるのは一部だけです。
目次
2026年11月1日時点で、Mac で PS4 のゲームを動かせるエミュは shadPS4 です。条件は Apple シリコン(M1 以降)+ macOS 26 以降で、Intel Mac には対応していません。Mac 版は x86-64 のアプリで、Apple の Rosetta 2 が ARM の命令に変換して動かし、グラフィックは KosmicKrisp が Vulkan から Metal に変換します。遊べることは遊べますが、互換性と速度は同クラスの Windows・Linux PC よりはっきり劣ります。公式互換性リストで macOS でテストされ Playable になっているのは約 40 本、Windows は約 160 本、Linux は約 210 本です(2026-11-01、テスト環境のラベルで集計)。
Mac での現状
| 項目 | 状況(2026-11-01 時点) |
|---|---|
| 対応 Mac | Apple シリコン(M1 以降) |
| OS | macOS 26 以降 |
| Intel Mac | 非対応 |
| CPU 側 | Mac 版は x86-64 アプリで Rosetta 2 上で動作 |
| グラフィック | Vulkan → KosmicKrisp → Metal |
| 最新版 | v0.21.0(2026-10-30)、Windows・Linux と同時リリース |
macOS 26 が必要な理由:shadPS4 の Mac 版は Vulkan ドライバーとして Mesa の KosmicKrisp を同梱しています。Mesa のドキュメントによると KosmicKrisp は Metal 4 の上に作られており、Metal 4 は macOS 26 以降にしかありません。LunarG も、Intel Mac と macOS 26 より前の OS は非対応としています。
重くなる理由:PS4 の CPU は AMD の x86-64 プロセッサーで、ゲームのコードはすべて x86 の命令です。Windows・Linux の PC はそのまま実行できますが、Mac では先に Rosetta 2 が変換します。さらに PS4 の CPU には Intel も Rosetta も対応していない命令(SSE4a)があり、shadPS4 はそれを書き換えています。v0.20.0 で macOS 向けの SSE4a パッチがひととおり入り、v0.21.0 では Rosetta 2 の変換ミスやクラッシュをいくつも回避しました。
スペック(動作環境)
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| チップ | Apple M1 以降(M1〜M5 の各シリーズ) |
| OS | macOS 26 以降 |
| メモリ | 公式の最低は 8GB(ユニファイドメモリで、グラフィックと共有) |
| その他 | Rosetta 2、ゲームの容量ぶんの空き |
Mac 専用の推奨スペックは公式にありません。ユニファイドメモリは CPU とグラフィックで共有するため 8GB は余裕が少なく、16GB 以上あると安心ですが、公開された比較はありません。PC 全般のスペックは PS4 エミュのスペック を見てください。
shadPS4 の導入手順
- macOS 26 以降か確認します(アップルメニュー → この Mac について)。
- 公式サイト shadps4.net の Downloads ページで macOS 版 QtLauncher(ファイル名に
macos)を入手し、展開します。 - shadPS4QtLauncher を開きます。初回は「"shadPS4QtLauncher"は開いていません」と出るので「完了」を押します。
- アップルメニュー → システム設定 → プライバシーとセキュリティ を開き、下の方の「"shadPS4QtLauncher"は Mac を保護するためにブロックされました」の右にある このまま開く を押します。確認画面でもう一度「このまま開く」を押し、パスワードか Touch ID で確定します。
- Rosetta 2 を入れたことがない Mac では、Intel 用アプリを初めて開いたときにインストールを求められるので、インストールを押します。
- ランチャー右上の Version manager でエミュ本体を入れます。まずは最新の安定版にします。
- 設定 → Paths → Game Folders で、ゲームを置くフォルダーを追加します。
フォルダーの場所
Mac の shadPS4 は、初期状態で ~/Library/Application Support/shadPS4 にデータを保存します(Finder で Command+Shift+G を押してこのパスを入力)。プログラムと同じ場所に user フォルダーがあればそちらを使います(ポータブルモード)。中身は Windows と同じです。
| フォルダー | 入れるもの |
|---|---|
sys_modules | PS4 のファームウェアモジュール(.sprx)。特定のゲーム専用は sys_modules/<タイトル ID>/ |
fonts | PS4 のシステムフォント(font と font2) |
home/1000/savedata/<タイトル ID> | セーブデータ |
log/shad_log.txt | ログ(直近 1 回分のみ) |
custom_configs | ゲームごとの設定 |
patches、cheats | パッチ、チート |
ゲーム本体は展開済みの CUSAxxxxx フォルダー(中に eboot.bin)、アップデートは隣に置く CUSAxxxxx-patch、DLC は設定の DLC Path の中にゲームと同じ名前のフォルダーを作って入れます。どれも Windows と同じなので、詳しくは Windows 版の手順 の「フォルダー形式」と「ファームウェアのモジュール」の節を見てください。
Mac でのキー操作の違い
- Control を使うショートカットは、Mac では Command になります。
- フルスクリーンはシステムのショートカットと重ならないよう Command+F11。F10 で FPS 表示です。
- キーボードによっては Fn を押しながらでないと F キーが効きません。
- 公式によると、Xbox コントローラーと DUALSHOCK はそのまま使えます。
おすすめ設定(Apple シリコン)
| 設定 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| エミュのバージョン | 最新の安定版、必要なら Nightly | Rosetta 2 関連の修正が最近のバージョンに集中している |
| Enable Shader Cache | オン | 初めての場面でのカクつきが 1 回で済む |
| Present Mode | 初期値の Mailbox | ティアリングやフレームの乱れがあれば Fifo を試す |
| Readbacks Mode | Disabled | 負荷が上がるので、必要なゲームだけでオン |
| Enable FSR | お好みで | ウィンドウがゲームの解像度より大きいときの拡大用。内部解像度は上がらない |
| PS4 Neo Mode | オフ | 公式は多くのゲームで不安定としている |
| Additional DMem Allocation | 0 | ユニファイドメモリを多く使い、落ちるゲームもある |
解像度アップや FPS 解除は、ゲームを右クリック → Cheats / Patches のゲーム専用パッチで行います。ただ Mac は性能の余裕が小さいので、まずは本来の解像度で安定して動くか確かめてください。そのほかの設定やエラーの対処は shadPS4 の設定と落ちるときの対処 にあります。
Bloodborne と PS5 のゲーム
- Bloodborne:shadPS4 のほかに、bbport と shadPS4 のコードをもとにした Mac 向け移植がいくつかあります。2026年11月時点ではどれも GitHub 上の個人の実験で、信頼できる公開テストがないため、ここでは扱いません。各プラットフォームの状況は Bloodborne のページ へ。
- PS5:KytyPS5 に実験的な Mac 版があり、同じく Rosetta 2 上で動き、グラフィックは MoltenVK です。開発者によると Apple シリコンでゲーム内まで確認できたのは一部だけです。SharpEmu の本体は Windows と Linux のみで、Mac 版は 2026年10月に公式が別に始めた実験プロジェクト(Metal で描画)。11月1日時点で信頼できるゲームのテスト報告はありません。
エミュを使わない方法:ストリーミング
PS4 か PS5 をお持ちなら、ソニー公式の PS Remote Play で本体の画面を Mac にストリーミングできます。ゲームは本体で動くので、Mac の性能やエミュの互換性は関係ありません。ソニーは 5Mbps 以上を必須、15Mbps 以上を推奨としています。
ほかの Mac 向け情報は PS の Mac まとめ へ。
よくある質問
Intel Mac で shadPS4 は使えますか?
使えません。shadPS4 は Intel Mac 非対応と明記しており、Apple シリコン(M1 以降)と macOS 26 が必要です。理由の 1 つは、使っている Vulkan ドライバー KosmicKrisp が Metal 4 ベースで、macOS 26 以降の Apple シリコン Mac にしか対応していないことです。
macOS 15 のままでも入れられますか?
2026年11月時点のビルドは macOS 26 以降が必要です。アップグレードの前に、ふだん使うほかのアプリが新しい macOS に対応しているか確認しておくと安心です。
Mac だと Windows PC より重いのはなぜですか?
PS4 は x86-64、Apple シリコンは ARM です。Mac ではまず Rosetta 2 が x86 の命令を ARM に変換し、さらにグラフィックを Vulkan から Metal に変換するので、2 段階ぶん負荷がかかります。v0.20.0 と v0.21.0 で Rosetta 2 関連の不具合がいくつも直されましたが、互換性と速度はまだ Windows・Linux に及びません。
メモリ 8GB の M1 Mac でも遊べますか?
起動はできます。公式の最低要件は 8GB です。ただし Mac のユニファイドメモリはグラフィックとも共有なので 8GB は余裕が少なく、大きめの 3D ゲームではカクつきや落ちる確率が上がります。Mac 向けのメモリの目安は公式に無く、8GB と 16GB の比較データも公開されていません。
Mac で PS5 のゲームは動きますか?
実験段階です。PS5 エミュの KytyPS5 に Mac 版があり、Rosetta 2 と MoltenVK で動きますが、開発者によると Apple シリコンでゲーム内まで確認できたのは一部のタイトルだけです。SharpEmu の本体は Windows と Linux のみで、Mac 版は 2026年10月に始まった別の実験プロジェクトです。
エミュを使わずに Mac で PS4 / PS5 のゲームを遊ぶ方法は?
PS4 か PS5 をお持ちなら、ソニー公式の PS Remote Play で本体の画面を Mac にストリーミングできます。ゲームは本体側で動き、ソニーは 15Mbps 以上の回線を推奨しています。
出典
- shadPS4 公式サイト
- shadPS4 公式サイト:Downloads
- shadPS4 公式ブログ:v0.21.0(Rosetta 2 関連の修正、2026-10-29)
- shadPS4 公式ブログ:v0.20.0(macOS の SSE4a パッチ、2026-10-13)
- Mesa ドキュメント:KosmicKrisp(Metal 4 ベース、macOS 26 が必要)
- LunarG: The State of Vulkan on Apple(2026年10月)
- Apple サポート:Mac に Rosetta をインストールする必要がある場合
- KytyPS5 互換性リスト
- SharpEmu 公式サイト
- PlayStation:PS Remote Play